滅罪の方法は先祖供養を通してできるということをブログで書いた。
供養の必要性を感じていただけたら幸いである。
さて、仏を供養する、先祖供養する、などは陰徳を積むと言う。
華々しくヒーローの如く善行をするのではなく、人の見ていないところで善行をして積む徳を陰徳と言うのである。
その陰徳についてのエピソードを紹介する。
ある日、お釈迦様の弟子が、「同じ悪行をしても地獄へ墜ちる者とそうでない者がいるのはなぜですか?」と。
するとお釈迦様は、「掌いっぱいの塩をコップに入れたらどうなるか?」と。
弟子の一人が「塩辛くて飲めたものではありません」と。
またお釈迦様は、「では同じ量の塩をガンジス川に投げ入れたらどうなるか?」と。
弟子は「広大なガンジス川には何の変化も起こりません。」と。
さらにお釈迦様は、「人は生きていれば知らず知らずのうちに悪いこともしてしまう。だから普段から人が喜ぶことを心掛けて生活をすることがガンジスのように悪事を軽減して身を清めることになる」と。
善行が過去の過ちや因縁を清め、無量の福徳を積み上げることになるのである。つまり犯した罪は善行によって解決に向かうのだ。
まさに滅罪とは毒素を中和することである。
滅罪の実践として色々な方法があると思うが、ここでは三界万霊への供養についてご紹介する。
先ず、三界万霊供養は、施餓鬼供養と同じであり、知る人は知るものである。
仏教の世界観の6つの世界のうち、飢えに苦しむ餓鬼を救済し、その徳を滅罪や先祖供養、願い事が叶うように廻向する。
また山や川の神、鬼神、仏教の守護神、眷属、未成仏霊など、この世にいる霊的な存在すべてに対してのご供養であり、このご供養をする事は福徳行であるとされる。
いわば、救済という善行によっていただいたラッキーポイント(福徳)を滅罪や先祖の菩提の為に使うということである。
先ずは何にせよ、福徳を持ち合わせていなければ、物事は進みづらく、日頃より三界万霊供養の施主となり、福徳を積み上げている者ほど、環境の好転や願い事が叶うと言うことを目の当たりにしている様子が伺える。
徳を積むと言うことが、とても大事なのである。密教占星術の中でも悪星の影響を消すのに施餓鬼があげられている。何かにつけて開運となるので、是非一緒にご供養をしていただきたい。
実際の方法は、
自宅にてご先祖様への日々に供養となるお供えとお勤めをしていただく。
(お勤め方法は、自宅でできる内容をお教えする。また位牌など拝む対象が無い場合はこちらでお札や供養塔婆を用意する。)
その先祖供養の一環として、三界万霊供養にお申し込みいただく。
当山で7日間毎日ご供養をし、お申し込みいただく各家のご先祖さま、そして申込者の滅罪と生善を祈る。
そしてお申し込みの各々も、三界万霊をご供養させていただこうという気持ちを持って、7日間はご供養とお勤めをしていただきたい。各自でのご供養が相まって相乗効果として滅罪と生善となるのである。
お申し込みいただいた分は当山のご本尊、東向十一面観音御宝前にて総供養と三界万霊供養の廻向にて祈る。東向きの観音様として親しまれ、何より滅罪生善・除災招福ののなかで、業による苦しみをとる観音様である。
供養のために、供養塔婆を建立する。そ塔婆1本あたりの供養料が、総供養のみは3000円、三界万霊供養つきは5000円をお納めいただいている。
詳しくは、お問い合わせください。zenpukuji.17@gmail.com