当山のは箕面というとこをにあります。箕は箕宿という星の一つに由来すると言う話もあります。また能勢の妙見さんんも近いことから、星に祈るという文化的な土壌のあるお寺です。
真言宗寺院では星祭りを節分にいたしますが、当山では星祭の本尊は妙見尊星王です。
妙見菩薩、尊星王、天帝尊星、北辰妙見、等々呼び名があります。
北極星の神格化し、森羅万象を司る神であり、菩薩であり、星の神様の故、夜の大日如来とも言われます。
一切の星宿の上位に立ち、星による災い、具体的には天災、人間世界の動乱などから救済すべく守護してくれるという方です。
妙見尊星王をお迎えし、その開眼の一座をしたときに大切な事を教えてくれました。
神道でのアメノミナカヌシと同じ神様とされます。
漢字では、天之御中主と書きますが、
「天の御中の主は、おぬしの御中の主である。天とは高天原のことであり、法界である。」と、言われました。
天の御中は自分の中にある。自分の中の主が北極星の神である、と。
森羅万象そのものが自分である。
心の中の世界そのものが高天原だと。その中心の主は自分自身である。
ということなんでしょう。
さて、その意味を考察するに、
森羅万象、この世の主は自分である。
これは自分自身の宇宙があり、その主は自分である。
ある意味で、創造主の神が自分自身だと。
妙見さんは、北極星の神であり、星の中の元締めでもある。
それを中心に北斗七星、七曜、九執、十二宮、二十八宿、などの星の神々がいらっしゃいます。
それらは、陰と陽に分けられ五行にも配当されます。
天の星は、地上の方位の気の流れ、や人間の体内の気の流れにも影響を与えます。
それが方位除けや厄除け、という災いを避ける為の祈願の思想の根本です。
方位というのも無視できません。
商談の際どの方角に向くかによっても結果は変わり、格闘技の青コーナーと赤コーナーにも影響があると、習いました。
そして、人間の健康にも影響があります。体内にも陰陽や五行があり、この発送が東洋医療、漢方の思想です。
人間や地上に影響を及ぼしているのが星なのです。
日頃は気付かないかもしれませんが、太陽も人間にも地上にも影響があります。四季によっても太陽の感じ方が違います。四季も五行です。
それらを司るのが妙見さんであるということです。
妙見さんはつまり、自分自身。御中の主、つまり創造主は自分自身であるとうことは、より良い現実を創造していくことも可能であるということで、
陰陽や五行を用いて、自分の思い通りに事を運ぶこともできるということです。