ある日の花水供でのご法楽をしている時、聖天尊が限前に現れた時にことをお話しします。
面白い事に、めちゃくちゃ関西弁でした。
お月様の優しい光に包まれたような感覚の中、お厨子の扉が開き、出てこられたのです。
そして、縁結びの印と真言を授かったのです。
と言うより、私と聖天尊の間でそのような取り決めとなったと言う感じです。
お出ましになった瞬間、結んだことのない印を結び真言を唱えている自分がいました。
すると、、、
聖天尊が、「よし、ほな、それでいこか〜」と言い残し、お厨子の中へ帰ろうとされました。
私、「ちょっと待ってください、せっかくお出ましになられたので、もっと色々教えてください。」と言いました。
すると、、、
聖天尊「まぁ焦んなや。こっちも段取りってもんがあるんや。ほな。」と言い残し、深い瞑想状態での出会いの時間が終わりました。
その印を結んだまま深い禅定より覚めた私は、幸福感と安心感、そして妙な親近感を覚えたのを今でもハッキリと覚えています。
しかし、そんな体験も拝みながら寝てしまっただけじゃないのか?などと半信半疑でした。
この事を、我が師に相談したところ、それはそのまま受け取ったらいい、聖天さんとあんたの間での契りやと仰いました。
本当にありがたい話だと、今でも次第の印明に加えて結誦しています。
それでも、まだ半信半疑でした。私みたいな若僧がそんなことがありえるのか!?と。
しかし今になってみれば、確信を持って授かったと言えます。
それは聖天尊が用意してくれた段取りがあったからです。
次第書といっても拝み方が書かれているものがあり、それを伝授を受けて拝めるようになるわけですが、実は、本当に大事な事は次第書には書いていません。書いていることは、もちろん大切な事ですが、その書いてある事の深い意味を理解するには、次第書を見るだけでは到底理解できません。
聖天尊はよく私に、「小手先で拝むな」とご指導をいただきました。
小手先で拝むことがどう言うことかもわからず、私が関連のある神仏のご真言を加えて念誦していると、「大切なことはすでに揃っとる、それがわからんのか。」とご指導いただいたこともあります。
『夢をかなえるゾウ』と言うインドのガネーシャ神が主人公に試練を与えて成長させると言う本や、ドラマがありました。
全くその通りなのかもしてません。
最初に聖天尊から大事な印と真言を授かったわけですが、当時の私の力量では使いこなせなかったのでしょう。だから段取りがあると言うことだったのだと今では理解できます。
厄除けやトラブル解決への良縁
恋愛、人間関係での良縁
開運招福のための良縁 などなど、
ご縁を結ぶからこそ、道も開かれるわけです。
そのような印を授かったのは大変光栄です。
さて、その印と真言を使いご祈祷をしているわけですが、縁切り、良縁、人間関係改善など、様々な嬉しいご報告を聞いております。
その皆様のもとへ、親しみ深い聖天尊が守護神として皆様を導かれたのだなと実感しております。
なぜならば、聖天尊は随身守護といって、我々人間のそばまできて守護されるのです。雲の上の存在ではなく近くにいる神様なので、とても親しみやすい存在でもあります。聖天尊は共成歓喜といって、我々人間が喜ぶ事を共に喜んでくださる守護神です。とても親近感のある存在です。
聖天尊のご祈祷は、毎月1日から7日、16日から22日の2期間でしております。
1日祈願3,000円、3日祈願5,000円、7日祈願10,000円のお供えでご祈祷しております。
お越しいただけるのならば、正式参拝祈願として、本堂にてお名前と祈願を奉読し、お取次をいたします。
祈願者のご相談に応じて様々なご祈祷をしておりますが、この聖天尊のご祈祷がメインとなりますので、先ずはこちらをお申し込みされると、随身守護していただけます。
言わば、聖天尊との縁結びが、良縁招福の第一歩と言えます。この記事をお読みいただいた方は、そんなご縁が整いつつある方だと思います。
様々なトラブル、人には言えない悩みなど、解決のご協力ができるかと思います。ご興味がある方はご連絡をください。
zenpukuji.17@gmail.com