4月に初めて護摩修行を体験された方か久々に護摩修行に来られた。
前回の護摩修行を終えて以後のお話をしてくださいました。
前回は護摩の炎を間近で拝しながらの修行中、知らず知らずのうちに涙が溢れてきて止まらなかった。
しかし、今回は護摩修行中は冷静に炎に向かってお経や真言をお唱えできて、修行ができたそうです。
その前回と今回の違いは、、
前回初めての時には、それまで心の中に言葉にならない想いを溜め込んでいたそうですが、
護摩修行と密教の考え方を学び、実生活の中での様々な問題への捉え方や考え方が変わり、心持ちがとても楽になった、と本人さんが仰っていました。
密教の物事の考え方を実生活の中に生かすことができたそうで、実際、心持ちが楽になったということを体験されたそうです。
当山では本尊の護摩、十一面観音護摩をしております。
十一面観音は、苦を抜き楽を与えるというご利益があります。
そして護摩の中では不動明王のご真言も合わせてお唱えします。
不動明王は十一面観音の誓願を果たさんがためにお働きくださり、恐怖や不安や疑い、様々なネガティブな感情を般若の利剣でぶった切ってくれます。
まさにそのご利益を頂戴できて、人としての成長ができたということではないかと思います。
様々な物事に感謝の念を持つことができるようになったそうで、それが好転しよい出会いもあり、ありがたいと思える状況が増えたと実感されたようです。
心の中の様子が目の前の現実として現れると解釈します。
ありがたいと思えることが増えたと言うことは、ありがたいと思える現実が目の前に現れるということです。
十一面観音さんと不動明王によるお導きいただいたものだの思います。