先祖供養は必要ですか?という質問がありました。
即答で、したほうがいいと言えます。
様々な考え方はあろうが、一つの考えをここではご紹介したいと思います。
我々は父母の血脈だけでなく家系の霊脈も受けています。
つまり良い影響も悪い影響も家系の因縁より受けています。
大日経にも、業寿を相続するとあります。
人として生まれるにあたり、前世からの業によって縁のあるその家に、その父母の元に寿(命のこと)が宿ります。
生まれた家がどうだ、父母がどうか?など不平不満を言いたくなることも多々あろうかと思いますが、本来的に自分の業によって定まっているという事なのです。
その自分の業により命を宿した家の象徴がご先祖様です。
ご先祖様に対してご供養をすることが、因縁の浄化や、その家に生まれた本人の滅罪をする事になります。
それにより災いを除けたり、物事がスムーズに進んだり、様々な問題解決につながります。
滅罪?罪を滅するって悪いことしてないのに?って思う方もいらっしゃいます。
それはどういう意味か。
罪は、積み重ねた因縁という意味があります。
良いことも悪いことも家の因縁、自分の行いを起因として目の前の良いことも悪いことも起こっています。輪廻を繰り返すうちに積み重ねた経験が魂に刻まれているのです。
悪いことをしてないのに?必要ですかと質問があるでしょうが、
全て因果の中で成り立っていますので、悪いことが起こったとしたら家の因果や自分が輪廻を繰り返す中でも因縁が元となり起こっています。目に見える環境や状況全てが因縁によって成り立っています。
悪いことをしていないし、実際起こっていない、という方もおられるでしょう。
しかし、他動的にトラブルに巻き込まれたり、病気や金銭問題なと思いがけない問題が降りかかることもあり得ます。業がいつ表面化するかは分からないからです。
今、悪いことが起こっていたら、
その現象が少しでも改善されるように、またこれ以上大変なことが起こらないように、大難が小難に、小難が無難になるように祈ることをおすすめします。
先祖供養を通じて自分の滅罪をすることが、広い意味で厄除けや災難除けとなるのです。
密教占星術で持って生まれた命理上の障りも、滅罪により災難除けとなります。
言わば、人生のマイナス要素を取り除くということになるのです。
悪いことが起こらないように祈るということです。
アンラッキーを除け、物事がスムーズに進む、ラッキーを得る、等などです。
コレが滅罪の祈りです。
滅罪によって、運命を切り拓くという事なのです。
当山の本尊、東向十一面観音は滅罪生善と除災招福のご利益のある観音さまです。
古来より、厄除け随一として信仰されてきまさした。
商売繁盛、結婚、子授け、人間関係などなど、心に思うことがどれだけ難なく進むかも、滅罪や厄除けの祈りです。
当山では滅罪や厄除け、そして心願成就の祈願として、お家でご自身でできる術をお教えしております。
やっていただく、無理なく続けていける気持ちを保つことも大事なので、そのあたりを踏まえての先祖供養の方法をお教えします。
また、当山では先祖供養及び滅罪祈願については、十一面光明供、並びに三界万霊供養をしております。十一面観音の大慈大悲の光明をご先祖様やご祈願者へ注ぎます。そして、三界万霊供養は、全ての霊的存在への施食と読経によるご供養です。それによりいただいたお徳をご先祖様へのご供養に、祈願者の滅罪や心願成就に廻向します。
ご自身でやっていただくお勤めと、当山でやっていくご供養の両方の功徳により相乗効果があると言えます。
供養料は3,000円〜です。
詳しくはお問い合わせください。zenpukuji.17@gmail.com