7月の月初めの浴油祈祷3日目が終わった。
聖天さんは我々の、身近な存在であるが故に、行者と聖天尊の間での契りがあったり、その寺の聖天尊によって細かい性格が違うようである。
私が聖天尊を拝み始めた時、ある阿闍梨から、「分からなかったら聖天さんに直接聞きなさい。ちゃんと教えてくれるから。」と、言われました。
そういうものだと思って、仏教の分からないところ、聖天尊への拝み方等など、よく質問していたことがありました。
すると、ちゃんと応えてくれて、様々なことを教えていただきました。いろいろお話しくださり、脇机にメモ帳を置いていた時がありました。
現在は、安祥寺流の次第をベースに元の次第を書かれた阿闍梨の口伝の入った次第で浴油祈祷をしています。
その前は中院流の次第で拝ませていただいておりました。
しかし、一座が終わり礼盤から下がろうとしたとき、肉声かと思うくらい大きな声で、「雨宝院へ行け!」と、聖天さんが言われたのです。
雨宝院といっても、行ったことないしな、、、と思いながら、仏具屋さんに知ってるか尋ねてみようの電話をしたら、
今まで一緒にいましたよ-!って。
事情を説明したらすぐに宝院の住職さんにつないでくださりました。
住職さんも、聖天さんに聞いてみるということで、聖天尊への尋ねたところ、お許しが出たので、どうぞお越しくださいとご返答いただきました。
そして無事に伝授いただき、次第を浄書し拝ませていただいております。
まさに聖天尊のお導き以外の何ものでもありません。
その後も、別の流派の伝授を受ける機会がありました。江戸時代に有名な聖天行者さんの秘印が満載の次第であったり、、、変わり種の次第であったり。
しかし、それらの次第で拝むと、必ず良くない?良いとは思えない?起こらない方が良い現象が起こりました。
1度目はまさかぁ!?と思いましたが、2連日で起こりましたので、コレはアカンってことや!と気付きました。
この拝み方は気に食わん!ってことこでしょうか。
そして、毎回言われるのが小手先を使うな、と言われるのです。
深く祈ることを求められるのですが、その方が祈願が成就しやすいと感じます。
こんな感じで聖天尊から様々なことを教えてくいただき、ご指導いただきました。
ご祈願される方も、やはり手を合わしたり、真言を唱えたりと、やっていただいたほうがご利益を頂きやすいです。
聖天尊にお手を合わしたいという方には、労を惜しまず最善の方法をお教えするつもりです。